いまやインターネットの聖地、シリコンバレーをも凌ぐ中国は、ヘルスケアの領域でも注目のサービスがたくさんあります。今回ご紹介するのは、登録ユーザー数7700万人、1日あたりの診療依頼数は25万人という医療プラットフォーム、平安好医生(英:Ping An Good Doctor)です。

登録している医師は50000人、提携医院は3000以上

平安好医生はオンラインの診療と健康管理を組み合わせたスマートフォンのアプリケーションです。サービスの内容は、健康相談やオンライン診療をはじめ、診察の予約、リハビリ指導、服薬リマインダーなど多岐にわたります。

2015年4月にサービスを公開したPing An Good Doctorですが、50000人の医師、3000以上の病院、1200もの薬局が参加しています。急激な成長の背景には、親会社である中国4大保険会社の平安保険の存在があります。

平安保険は1988年の創業以来、「保険」「銀行」「投資」を柱に成長を続けており、年商は11兆7000億円(2015年実績)、ここ数年で主力事業とのシナジー効果を狙い、ヘルスケア領域のデジタル化を促進しています。

アプリをハブに新しい診療体験を

平安好医生のアプリが提供している5つの主な機能をご紹介します。

診療予約

アプリを通じて平安好医生に参加する病院・医師を様々な項目から検索し、予約することができます。

オンライン診療

24時間365日、いつでもアプリからテキスト、写真、電話、ボイスメッセージ、ビデオをつかった医療相談ができます。

薬の配達

オンライン診断をもとに、その場でアプリから薬を購入することができます。また、上海では購入から2時間以内に配達されます。

薬服用の通知

服薬中の薬ごとのタイミングで、アプリのプッシュ通知を利用して患者さんにお知らせすることができます。

保険の即時適応と最適化

親会社の平安保険と連携することで、医療保険費をその場で支払うことができます。

健康相談から診療時の会計、服薬の通知までワンストップで提供している平安好医生は、患者さんにとって次世代型の病院体験と言えるでしょう。

「平安掌上医院」「春雨医生」など、中国では診療プラットフォームがたくさん

中国では平安好医生のような、アプリを活用して従来の医療サービスを拡充した診療プラットフォームが他にもあります。これらのサービスは、近年注目されている患者体験(Ptient Experience:PX)を大きく変えていきました。
今後も診療プラットフォームの成長から目が離せません!

次回:写真だけで歯科診療!「OralEye」 in アメリカ